202010

最近は干渉フィルターと冷却CMOSカメラを使って自宅で撮影しています。
画像処理は控えめにして、星空(宇宙)の美しさを表現していきたいと思います。
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 IC1396(象の鼻)


 笠井トレーディング Blanca-130EDT(口径130mm、焦点距離 900mm、ED屈折用0.8倍レデューサー) ZWO ASI1600MM-PRO SAO合成 (-20℃ GAIN360 Hα-55m O3-44m S2-40m) GN-170  M-GEN Si8 他 11月8日 撮影地:深谷市内
長期間悪天に阻まれ、夏の星雲星団はすでに西に大きく傾いてしまいました。夜半近くなるとオリオン座が高くなり、冬の星座がオンパレードです。その中で晩夏にふさわしいケフェウス座の大型星雲IC1396の中にある象の鼻と呼ばれ部分を狙いました。

 NGC2174(モンキー星雲)


 笠井トレーディングGS200RC(口径203mm、焦点距離1624mm、ED屈折用0.8倍レデューサー) ZWO ASI1600MM-PRO SAO合成 (-20℃ GAIN360 Hα-110m O3-60m S2-55m) GN-170  M-GEN Si8 他 11月11日 撮影地:深谷市内

 M1(かに星雲)


 笠井トレーディングGS200RC(口径203mm、焦点距離1624mm、ED屈折用0.8倍レデューサー) ZWO ASI1600MM-PRO AOO合成 (-20℃ GAIN360 Hα O3各55m) GN-170  M-GEN Si8 他 10月26日 深谷市内

NGC281 


  笠井トレーディングGS200RC(口径203mm、焦点距離1624mm、ED屈折用0.8倍レデューサー) ZWO ASI1600MM-PRO SAO合成(-20℃ GAIN360 Hα O3 S2 各55m) GN-170  M-GEN Si8 他 10月26日 深谷市
 天候も徐々に安定して秋晴となってきました。上弦過ぎの月がある中で、透明度が良ければナローバンドフィルターで撮影可能です。かに星雲はAOO、NGC281はSAO合成してみました。また、NGC281の左側は暗黒帯の周辺部が輝く複雑な構造が見えます。
 

NGC891
 
 笠井トレーディングGS200RC(口径203mm、焦点距離1624mm、ED屈折用0.8倍レデューサー) ZWO ASI1600MM-PRO (-20℃ GAIN360 R G B 各25分 L 78分) GN-170  M-GEN Si8 他 10月25日 深谷市内
久しぶりに快晴、やや寒く冬型の気圧配置。遠ざかる火星を撮影しようと早速準備、ところがひどいシーンぐでまともに模様が見えない。急遽撮像機材を星雲星団用に切り替えたが、長焦点の光学系では星像が甘くピントが出ない、一方透明度は最近では最高。星雲の淡い周辺部は良く出たが、星が膨らんで微細構造は見えず。
  

NGC7293(AOO合成)

 笠井トレーディングGS200RC(口径203mm、焦点距離1624mm、ED屈折用0.8倍レデューサー) ZWO ASI1600MM-PRO (-20℃ GAIN240 Hα-300s×10、OⅢ-300s×9) GN-170  M-GEN Si8 他 10月20日 深谷市内
6月から天候に恵まれず、久々の冷却カメラで星雲を撮影、透明度が悪いためHα、OⅢ、SⅡのナローバンドフィルターで撮影しました。しかし、この対象はSⅡフィルターでは全く認められず、結局HαとOⅢの画像でAOO合成し、カラーバランスはRGB合成に近い色調に整えました。  


近づく火星


 笠井トレーディングGS200RC(口径203mm、焦点距離1624mm) ZWO ASI120MC PL15mm GN-170 AutoStakert!2.6.8 RegiStaxV5 Si8 他 8月19日 :9月9日 深谷市内
10月6日の最接近まで一カ月を切りました。これからの季節は秋雨前線の影響が心配です。
 
土星



 笠井トレーディングBLANCA-130EDT(口径130mm、焦点距離900mm) ZWO ASI120MC PL15mm GN-170 AutoStakert!2.6.8 RegiStaxV5 Si8 他 8月28日 深谷市内
屈折特有のハイコントラストな土星です。


同日夜の3惑星
 
 笠井トレーディングGS200RC(口径203mm、焦点距離1624mm) ZWO ASI120MC PL15mm GN-170 AutoStakert!2.6.8 RegiStaxV5 Si8 他 8月19日 深谷市内
久しぶりの3惑星の横並びです。火星が大分近づいてきて大きくなっています。一昨年の様な大規模なダストストームも無いようですね。それと、木星の右下の衛星は3惑星合成時に大幅にズレています。


 Hα+RGB合成のM8、M20

 
下の写真のHαナローバンド(半値幅7nm)で撮影したモノクロデータをL画像として、昨年デジカメで撮影したカラーデータをRGBとして合成してみました。やはり青い部分の詳細
ディティールが出ていません。
 M8 20


  笠井トレーディングBLANCA-80EDTⅡ(口径80mm、焦点距離480mm、ED屈折用0.8倍レデューサー) ZWO ASI1600MM-PRO -15℃ OⅢ・Hα GAIN260 300s×各10枚  SⅡ 300s×5枚 GN-170  M-GEN  ダーク処理 Si8 他 6月29日未明に撮影 深谷市内

今回はM8とM20を同じ写野に入れてみましたが、この焦点距離とフォーサーサイズのタテ構図ではM8の東側に広がる星雲まで写野がカバー出来ません。今回は前回より露光時間を多くしました。画像処理の方法や空の条件によりますが、淡い部分が出てきています。

 M8干潟星雲(SAO合成)  
笠井トレーディングBLANCA-80EDTⅡ(口径80mm、焦点距離480mm、ED屈折用0.8倍レデューサー)
 ZWO ASI1600MM-PRO -15℃ SⅡ・Hα・OⅢ GAIN200 180s×各11枚 GN-170  M-GEN  ダーク処理 Si8 他 6月17日未明に撮影 深谷市内
梅雨入りしましたが、シベリア高気圧で抜けの良い空で久しぶりに天の川を確認することが出来ました。ピントもまあまあです。


南中を過ぎてから撮影を開始したため、露光時間が短くなってしまいました。低いレベルの元画像なのでダーク処理は必須です。更にノイズの処理は手が抜けません。時間に余裕があれば2倍以上の露光をかけて元画像を取得できれば半分以下の枚数で滑らかなクリアーな作品になるでしょう。 
干潟星雲はHα線が多くSAO合成ではグリーンが強く出るため、補正を多めにかけてやや派手な画像にしてみました。 

M8干潟星雲(AOO合成)


 
 
SAO合成はカラーのデジカメとは全く異なる色合いですが、対象によってはAOO合成をうまく補正すると、一見RGB合成に近いカラーバランスとなります。
左は上と同じHαとOⅢの元画像を基にAOO合成して、カラーバランスを補正して通常のRGB合成に似せたものにしてみました。

冷却モノクロカメラにおいて通常のRGB合成では対光害性がかなり低くなりますが、ナローバンドフィルターを使った撮影では微恒星の写りはともかく、対光害性が非常に高くなると共にこの様な何種類かのカラー合成が出来ます。
AOO合成のM57

笠井トレーディングGS200RC(口径203mm、焦点距離1624mm) マルチフラットナー ZWO ASI1600MM Hα OⅢ共にGAIN360 180秒×11枚 GN-170 M-GEN ダーク補正 Si8 他 6月11日 深谷市内
Hα、OⅢ、SⅡと撮影プログラムを組んで撮影を開始しましたが、途中から曇ってSⅢの撮影は全く出来ず、結局HαとOⅢでAOO合成をしてみました。ナローバンド撮影では微恒星の写りが悪くなっています。
 
6月9日の3惑星
笠井トレーディングGS200RC(口径203mm、焦点距離1624mm) ZWO ASI120MC PL20mm GN-170 AutoStakert!2.6.8  Si8 他 6月9日 深谷市内
木星、土星は近い位置にありますが、火星は大きく離れて東の低い位置です。今回の火星接近はダストストリームが無いよう願います。
北アメリカ星雲とペリカン星雲

 笠井トレーディングBLANCA-80EDTⅡ(口径80mm、焦点距離480mm、ED屈折用0.8倍レデューサー) ZWO ASI1600MM-PRO -15℃ SⅡ・Hα・OⅢ GAIN300 180s×各11枚 GN-170  M-GEN  Si8 他 5月30日未明に撮影 深谷市内
雲の隙間を狙ってどうにか撮影できました。間もなく夏到来ですが、残念ながら梅雨空も到来です。ピントがやや甘くなってしまった。
  金星

 笠井トレーディングGS200RC(口径203mm、焦点距離1624mm) ZWO ASI120MC PL20mm GN-170 AutoStakert!2.6.8  Si8 他 5月17日 深谷市内
急激に細く大きくなってきました。内合まで20日弱です。
M51

 笠井トレーディングGS200RC(口径203mm、焦点距離1624mm、ED屈折用0.8倍レデューサー) ZWO ASI1600MM-PRO (-20℃ L:GAIN240 120s×42、RGB GAIN300 120s×5) GN-170  M-GEN   Si8 他 5月13日 深谷市内
 
 金星
 笠井トレーディングGS00RC(口径203mm、焦点距離1624mm) ZWO ASI120MC PL20mm GN-170 AutoStakert!2.6.8 Si8 他 5月14日 深谷市内
6月4日の内合に向かって大分細くなってきました

M94

 笠井トレーディングGS200RC(口径203mm、焦点距離1624mm、ED屈折用0.8倍レデューサー) ZWO ASI1600MM-PRO (-20℃ L:GAIN240 120s×31、RGB GAIN300 180s×2) LPS-P2 GN-170  M-GEN   Si8 他 4月29日 深谷市内
ぼつぼつ春の小宇宙ともお別れです。 外周の淡い部分の描画は微かです。 
M17(SAO合成)
 笠井トレーディングGS200RC(口径203mm、焦点距離1624mm、ED屈折用0.8倍レデューサー) ZWO ASI1600MM-PRO -15℃ S・H・O GAIN300 240s×11 GN-170  M-GEN   Si8 他 4月29日 深谷市内
春の小さな対象に比べて華やかで大型の対象の多い夏が間もなくです
.。Hαのレベルを落とし、SⅡ上げて合成しました。

13cm屈折による3惑星 

 笠井トレーディングBLANCA130EDT(口径130mm、焦点距離900mm)プローセル20mm ZWO ASI120MC GN-170 AutoStakert!2.6.8  Si8 他 5月9日 深谷市内
3惑星とも南の低い位置で木星と土星は天文薄明開始頃には南中に近い位置となりました。シーングは相変わらず良くありません。火星の極冠が大きい。


新型コロナウィルスが何時頃収束するのか?不透明な状況が続いていますが、自宅での撮影なのでこの影響は今のところ受けていません。今回の連休は天候にも恵まれてテスト撮影が十分出来ました。撮影枚数を稼ぐため高めのゲイン設定による画像で処理をしてきましたが、今後は一晩一つ程度の対象に絞り撮影枚数を今までの数倍にして画像処理をやってみようと思います。
 
 M20

 笠井トレーディングBLANCA130EDT(口径130mm、焦点距離900mm、ED屈折用0.8倍レデューサー) ZWO ASI1600MM-PRO L画像のみLPS-PⅡ GAIN300 120s 23枚 カラーデータは既存を利用 GN-170  M-GEN Si8 他 5月2日 深谷市内
星像が若干伸びていますが、大気が安定していたので、解像度は比較的上げっています。

 M64

 笠井トレーディングGS200RC(口径203mm、焦点距離1624mm、ED屈折用0.8倍レデューサー) ZWO ASI1600MM-PRO (L:GAIN240 120s×31、RGB GAIN300 240s×3) LPS-P2併用 GN-170  M-GEN Si8 他 4月29日 深谷市内
M5 

 笠井トレーディングGS200RC(口径203mm、焦点距離1624mm、ED屈折用0.8倍レデューサー) ZWO ASI1600MM-PRO (L:GAIN240 120s×20、RGB GAIN300 180s×3) LPS-P2併用  GN-170 M-GEN Si8 他 4月29日 深谷市内
M27(AOOとSAO合成) 

 笠井トレーディングBLANCA130EDT(口径130mm、焦点距離900mm、ED屈折用0.8倍レデューサー) ZWO ASI1600MM-PRO GAIN360 180s Hα:8枚 OⅢ:8枚 SⅡ:8枚)  M-GEN Si8 他 5月2日 深谷市内
AOOとSAO合成の比較で、同じ元画像(OⅢ・Hα・SⅡ)の合成にかかわらず星雲は勿論星の数まで随分とイメージが異なります。AOO合成は亜鈴状の外側に広がる蝶の羽の様な淡い部分がかすかに見えています。この部分はOⅢ画像です。
 クレセント星雲(SAO+AOO加算平均)
 笠井トレーディングBLANCA130EDT(口径130mm、焦点距離900mm、ED屈折用0.8倍レデューサー) ZWO ASI1600MM-PRO (GAIN360 180s Hα:10枚 OⅢ:5枚 SⅡ:5枚)  GN-170 M-GEN Si8 他 5月1日 深谷市内
 金星

 笠井トレーディングGS200RC(口径203mm、焦点距離1624mm)プローセル20mm ZWO ASI1600MM-PRO (Uv S2 Hαで合成AutoStakert!2.6.8 Si8 他 5月2日 深谷市内
 月面(コペルニクス)

 笠井トレーディングGS200RC(口径203mm、焦点距離1624mm)プローセル20mm ZWO ASI1600MM-PRO AutoStakert!2.6.8 GN-170 Si8、他 5月2日 深谷市内
コペルニクスクレーターに差し込ん太陽光が眩しい、またこの付近は鎖状クレーターや複雑な地形が見られ興味深いエリアです。

 
 大分暖かくなり大気もいくらか落ち着いてきました。しかし抜けの良い明け方の木星を見るとディティールが見えないですね。今回は惑星を以外はモノクロ冷却CMOSカメラと20cmリッチクレチアンを使って撮影しました。M20は相変わらず南の低い位置で大気の揺らぎが大きく星像が膨らみ解像度が落ち気味です。3つの惑星が順番に夜半過ぎに昇ってきますが、南の低い位置でなかなか良好なシーングに恵まれません。下に写真は見かけの大きさを比較した写真で、火星はまだまだ小さいです。前回の大接近時はダストストームで表面の模様が殆ど見えませんでしたが、小さいながらも極冠とシルシスが確認できます。
 
笠井トレーディングGS200RC ZWO ASI120MC GN-170 4/29
NGC2439
 笠井トレーディングGS200RC(口径203mm、焦点距離1624mm ED屈折用0.8倍レデューサー) ZWO ASI1600MM-PRO GAIN160(L 20s× 31) LPS-P2 GN-170 M-GEN Si8 他 4月25日 深谷市内
RGBは前回撮影データより取
して合成

M20

 笠井トレーディングGS200RC(口径203mm、焦点距離1624mm、ED屈折用0.8倍レデューサー) ZWO ASI1600MM-PRO (L:GAIN200 180s×12、RGB GAIN320 180s×3) LPS-P2  GN-170 M-GEN Si8 他 4月26日 深谷市内
今頃は良い条件で撮影すると天文薄明が迫ってきますが、これからの時期にじっくり狙える対象です。
 
 NGC4565

 笠井トレーディングGS200RC(口径203mm、焦点距離1624mmD屈折用0.8倍レデューサー) ZWO ASI1600MM-PRO (GAIN320 90s×19 L画像のみ、カラー情報は前データーより取得) LPS-P2 GN-170 M-GEN Si8、他 4月18日 深谷市内
RGBは前回撮影データより取得て合成
M104 

 笠井トレーディングGS200RC(口径203mm、焦点距離1624mm ED屈折用0.8倍レデューサー)  LPR-N ZWO ASI1600MM-PRO (:GAIN200 180s×27 L画像のみ、カラー情報は前データーより取得)LPS-P2 GN-170 M-GEN Si8 他 4月23日 深谷市内
今迄に撮影した中では最も解像度があがっていますが、まだまだです。M104の南に小惑星?また、画面を横切る人口衛星?ちょっとうるさい画面となりました。残念です。

M3

  笠井トレーディングGS200RC(口径203mm、焦点距離1624mmD屈折用0.8倍レデューサー) ZWO ASI1600MM-PRO (GAIN320 20s×10 L画像のみ、カラー情報は前データーより取得) LPS-P2 GN-170 M-GEN Si8、他 4月19日 深谷市内
何度も撮影していますが、今までのものより解像度が上げっています。
 
 UVフィルターによる金星

 笠井トレーディングGS200RC(口径203mm、焦点距離1624mm)IDAS UV372-80 Hα ZWO ASI1600MM-PRO AutoStakert!2.6.8 GN-170 Si8、他 4月25日 深谷市内
SⅡ OⅢ UV
で撮影しRGBカラー合成してみました。微かに表面の色の違いがわかります。UVフィルターの露光時間の長さには驚き、カメラの分光感度分布の関係もありますがL画像のほぼ5万倍の露光時間が必要で、シーングの影響は避けられないです。