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毎回M27が出てきて恐縮ですが、テスト撮影の最適な対象です。さて、十年以上前にモノクロ冷却CCDを使っていましたが、かなり前に手放しました。しばらくはデジカメで撮影していましたが、天体用冷却カメラが大分リーズナブルになってきたので思い切って購入してみました。本来ならモノクロが良いのですが、まだ、かなり金額も必要でしたのでフォーサーサイズのカラーCMOSにしました。ソニー製のチップは冷やさなくてもノイズがかなり少ないようです。冷却してGAINを300以下に設定して撮影すれば明るい対象はダーク処理をしなくても大丈夫?です。

M27
2019-06-19  ZWO ASI294MC-PROのファーストライトです。 
FC-100 笠井マルチフラットナー ASI294MC-PRO GAIN370 180s×19  Quad BPフィルター ダーク処理 ソフトフラット処理 Si8他

 翌日が満月の明るい夜でしたが梅雨の晴れ間の非常にぬけの良い空でした。シーングはあまり良くないので焦点距離を押さえて800mmで撮影しました。抜けの良い状況下でこのフィルターの効果は大きいですね。

 
チップの小さい冷却カメラ用として、数日前に笠井トレーディングのBLANCA-80EDTⅡがバーゲンセールでしたので購入しました。昨晩雲の合間を縫って木星を192倍で見ましたが、3枚玉アポはさすがに高性能です。
 




木星と土星(令和元年6月4日)

FC-100 口径100mm 焦点距離800mm F8 プローセル12.5mm ZWO ASI120MC GN-170 AutoStakkert!2 Si8

同日の木星と土星です。 シーングが良くないので小口径の10cm屈折で撮影しました。土星は木星より暗いので動画での露光時間が長くなり、乱れた画像でスタッキングしているので木星よりボケてしまいました。 屈折光学系はコントラストが良好です。
 

 
 



月面
GS-200RC 口径203mm 焦点距離1624mm F8 オルソ18mm ZWO ASI120MC GN-170 AutoStakkert!2 Si8

月面南部はクレーターで埋め着くされています。最大級のクラビウスやいつも輝いているチコなど有名なクレーターがあります。
 
M16


 

2019.05.27
GS-200RC 笠井マルチフラットナーⅡ EOS6Dmk2(SEO-SP4)  Quad BPフィルター ISO6400 120S 14枚 ダーク処理 GN-170 M-GEN 深谷市内
 
下弦を過ぎた月が出てきたましたが、ナローバンドフィルターを使っていたので気にしないで撮影しました。ハッブル宇宙望遠鏡で撮影され有名になった暗黒体の「創造の柱」の形が興味深いですね。
満月の条件下で撮影した惑星状星雲 
M27(中心部をトリミング)



2019.05.20.0h33m~
GS-200RC 笠井マルチフラットナーⅡ EOS6Dmk2(SEO-SP4)  Quad BPフィルター ISO6400 40S 33枚  GN-170 自動追尾 深谷市内

満月が南天に輝く中での撮影で、細かい文字がはっきりと読める明るい状況での撮影です。勿論フィルターを使っての撮影ですが微恒星が随分消えている感じがします。
淡い北アメリカ星雲と、満月から15度程度の離角にあるM8を撮影しましたがさすがに厳しい状況でした。月の無い状況での撮影が楽しみです。
M57(中心部をトリミング) 



2019.05.19.23h57m~
ISO3200 60S 20枚  GN-170 自動追尾 深谷市内 その他は上と同

下の小さな画像は極端な画像処理を施した北アメリカ星雲です。ノーマルサイズはやや荒れた画質になっています。
令和元年 木星と土星 



木星と土星(令和元年5月18日)
GS-200RC 口径203mm 焦点距離1624mm F8 オルソ18mm ZWO ASI120MC GN-170 AutoStakkert!2 Si8

木星と土星のシーズン到来、写真は同日に撮影しました。南天の低い位置でなかなか良シーングにめぐれません。リッチクレチアン鏡筒は単焦点の屈折と同様取り回しが楽で重宝しますね。見え味も素晴らしいです。
 
月面
GS-200RC 口径203mm 焦点距離1624mm F8 オルソ18mm ZWO ASI120MC GN-170 AutoStakkert!2 Si8

肉眼ではかなり詳細部分まで確認できましたが、ディスプレイ上では画像が激しく揺れていました。 画像処理でカバーしました。
 



月面
GS-200RC 口径203mm 焦点距離1624mm F8 オルソ18mm ZWO ASI120MC GN-170 AutoStakkert!2 Si8
M8-20を同じ赤道儀に同架して同時撮影したものです。上が4枚玉の望遠鏡、下がカメラ用望遠ズームレンズです。感度やコンポジット枚数が異なります。望遠鏡には周辺減光が殆どありませんのフラット処理が助かります。
 M8 M20 



SHARPSTAR ED65mm 焦点距離420mm EOS6D(HK-IR) ISO3200 120S×21枚  GN-170 M-GEN 長野県小海町 (2019.05.12撮影)
M8 M20 



SGMA150-600mm F5.0-6.3 DG OS HMS 600mm F6.3 EOS6Dmk2(SEO-SP4) ISO3200 120S 23枚 GN-170 M-GEN .長野県小海町
IC1593 



SHARPSTAR ED65mm 焦点距離420mm EOS6D(HK-IR) ISO2500 180S×13枚  GN-170 M-GEN 長野県小海町

非常に淡い星雲です。良い空と長時間露光、撮影枚数や適切な画像処理が必要ですが、この写真はまだまだです。人工衛星の軌跡が気になります。
   


 
出目金と彼岸花星雲
NGC6334 と6357
SGMA150-600mm F5.0-6.3 DG OS HMS 300mm F5.6 EOS6Dmk2(SEO-SP4) ISO3200 90S 17枚 GN-170 M-GEN .長野県小海町
さそり座のしっぽの近くにあり、南中高度も低くチャンスの少ない対象です。


乗鞍高原の星空 2019.05.06 
  夏の天の川

 
 
EOS6Dmk2
(SEO-SP4) EF50mm F1.8 STM (F4.0) ISO1600 120S×3枚 スカイメモR 自動追尾

久しぶりに乗鞍高原に出向き夏の銀河を撮影しました。あいにく薄雲が流れている状況下での撮影でしたが、コンポジットで平均化されて目立たなくなっています。
  昇るさそり座


 

EOS6Dmk2(SEO-SP4)  EF16-35mm F4L IS USM (24mm F4)ISO1600 120S×17枚
スカイメモR 自動追尾

薄雲の通過とレンズの結露を布で葺いたため明るい星にハレーションが出てしまいました。
  さそり座



EF50mm F1.8 STM(F4.0)  EOS6Dmk2(SEO-SP4) ISO1600 120S×11枚
スカイメモR 自動追尾

残念ながら薄雲の通過で明るい星が膨らんでいます。ソフトフィルター効果が出て星座の形が良くわかります。格安の標準レンズですがここまで絞れば素晴らしい星像です。
 


 

EF50mm F1.8 STM(F4.0)  EOS6Dmk2(SEO-SP4) ISO1600 120S×11枚
スカイメモR 自動追尾

上と同じ光学系を使っていますが構図と画像処理でイメージがだいぶ異なっています。右下部分に薄雲が広がっています。
 


 

 EF16-35mm F4L IS USM (28mm F4) EOS6Dmk2(SEO-SP4) ISO2500 90S×9枚 スカイメモR 自動追尾



   


 
タムロンSP70-200Di VC USD G2 F2.8→100mm F2.8 EOS6D(HK-IR) ISO1600 120秒×9枚 スカイメモR 自動追尾
 


 

タムロンSP70-200Di VC USD G2 F2.8(100mm F2.8) EOS6D(HK-IR) ISO1600 120秒×9枚 スカイメモR 自動追尾 
   


 
タムロンSP70-200Di VC USD G2 F2.82
00mm F2.8) EOS6D(HK-IR)
ISO3200 90秒×8枚 スカイメモR 自動追尾
     
大星雲wb